つかいみち
最近、結構映画を観ていて、それも結構当たりが多くて、変に次に観る映画を意識してしまう。。でも楽しい。
問題は1800円払うのに全く躊躇しない自分なわけで。
ハードカバーの本も湊かなえの「告白」が面白かった以来、全く躊躇しないで1600円までは全然。
2000円以内っていうのが、自分の中で何かの目安になりかけてます。。
貧乏性だから躊躇しながらレジに並んでないと落ち着かないのに、、財布が不安。
とりあえずは、
今日2回目を観てきたスパイク・ジョーンズ「かいじゅたちのいるところ」、やっぱりめちゃめちゃいいです。着ぐるみの中、汗で臭いだろうなーっていう感覚が最高。それでいて毛並みとかフワフワで気持ちいいっていう。あの、結局はなんでも許してくれるというか、お前次第でどうにでも許せるよっていうかいじゅうたちの優しい目、その当たりのCGもほんとすごい。。。
パーソナルな内容でぐいぐい引きずり込まれて終わったら1時間40分。枯れ木でミニチュアの理想の国を作ってる場面、泣けました。。エグイなぁ。。音楽もいいし。もう原作とかはどうでもよくなるぐらい、これはこれっていう完成度。嘘がなさすぎる映画。。。観てください。
今読んでる松尾スズキの「老人賭博」も面白いです。「クワイエットルーム」より面白い。
まぁ、面白いから財布とかどうでもいいや。
164話:better together
全く知らない人のホームビデオを勝手に、自分のところにもってくるのはどうかと思いましたが、、。
くそ幸せそう。
今日電車に乗ってきたベビーカーの親子、
スーパーでダダをこねた娘を叱る母、
息子が反抗期であまり親子の会話のなさそうな向かいの家に住む家族、
子供はすでに自立して、毎日静かに暮らし、たまに大喧嘩する隣人の夫婦、
シニア割引で映画を観にきていた前列の夫婦、
おじいさんが痴呆になったのをなんとか世話している老老介護のおばあさん、
家庭であってはならないことが起き、メディアで見かける悲しい家族、
うちの家族。
皆色々あるにしても、家族をもって、子供を生んで、それぞれホームビデオのようなこんな時間も一瞬はあったんじゃないか、叶わなくても夢見たんじゃないかと思うと、そしてその裏にはその先には、色々な苦労があったんじゃないかと思うと、
対ヒトへの苛立ちも結構平気で耐えられそうです。珍しく癒されてます。。